富士山の6合目に、7歳の男の子が父親に置き去りにされました。男の子はその後、警察に保護されましたが、父親は8合目まで登山を続けていたということです。■「ベンチの隅っこに…」富士山の6合目に子供置き去り命の危険もありました。20日午前8時前、富士山の6合目から「子供が置き去りになっている。ベンチで座っている」と1本の通報が入りました。通報したのは、6合目、標高およそ2500メートルにある山小屋のスタッフです。

山小屋のスタッフ「当時トイレ掃除していて外でケンカが聞こえて、トイレを出てベンチを見たら子供が1人。ちらちら小屋の中から見ていたら、お父さんが戻ってくる気配がなくて。ここのベンチの隅っこ、こちらに座っていました」置き去りにされていたのは、愛知県名古屋市から来た7歳で小学2年生の男の子。20日早朝、48歳の父親と中学1年生の兄とともに、登山を始めたといいます。■疲れてぐずる男の子に…父親「8時間ぐらいここにいろ」遠藤大空記者(静岡第一テレビ)「こちら6合目に向かう登山道、段差も大きく登るのに大変な道になっています」そして、富士宮ルート6合目付近に到達したという3人。兄が先に登ってしまったため父親が男の子に声をかけると、男の子は疲れてぐずったといいます。すると、父親が「8時間ぐらいここにいろ」と怒り、男の子を置いていったというのです。■山小屋スタッフが通報 警察が父親呼び出し厳しく注意防寒着にランニングシューズ姿、軽食を持っていたという男の子。山小屋のスタッフが声をかけると。山小屋のスタッフ「お父さんの言うとおり“8時間待っていよう”という心づもり。『ここでお父さん待ってる』と。女性スタッフが対応し小屋で保護した」通報を受けた警察が、およそ2時間後に男の子を保護。父親に電話すると、すでに8合目まで登っていたといいます。警察は、父親を呼び戻し口頭で厳しく注意したということです。父親は…「軽率なことをやってしまった」警察は事件化についても検討したものの、父親が、連絡後すぐに駆け付け、反省した様子だったため見送ったとしています。■家族連れの登山者は…「信じられない」「子供が行けないなら諦める」21日、富士山には多くの家族連れの登山者がいました。子供(10・高3)2人をもつ登山者の男性「信じられないですね。まずは一番、子供のことを見なきゃいけないところを、置いて自分だけ行くのは信じられない」10歳の子供をもつ登山者の女性「この子が決心してまだ上に行けるんだったら行くし、行けないんだったら諦めるつもりで初めから登り始めている」登山者の男性「僕がお父さんなら置いていかないなと思います」■医師“子供は不安になると移動して道に迷うことも”標高およそ2500メートルに子供を置き去りにする危険性について、富士山8合目の診療所に勤める医師は──。富士山衛生センター(8合目)大城和恵医師 「(山は)天候変わりやすい。風とか雨になると低体温症になるリスクある。子供は大人に比べて体重に対して体の表面積が大きい。体の熱をすごく失いやすい。子供の方が低体温症のリスクは高い。あとは(子供は)不安になると捜すのに行動して、移動して道に迷うことがある。危ない滑落するような場所があれば(事故を)起こす可能性はある」また、子供は高山病の症状が出たときにうまく症状を伝えられず、ぐずることもあると指摘します。警察は、グループで登山をする場合は一番体力のない人に合わせるよう呼びかけています。
富士山の6合目に、7歳の男の子が父親に置き去りにされました。男の子はその後、警察に保護されましたが、父親は8合目まで登山を続けていたということです。
命の危険もありました。
20日午前8時前、富士山の6合目から「子供が置き去りになっている。ベンチで座っている」と1本の通報が入りました。通報したのは、6合目、標高およそ2500メートルにある山小屋のスタッフです。
山小屋のスタッフ「当時トイレ掃除していて外でケンカが聞こえて、トイレを出てベンチを見たら子供が1人。ちらちら小屋の中から見ていたら、お父さんが戻ってくる気配がなくて。ここのベンチの隅っこ、こちらに座っていました」
置き去りにされていたのは、愛知県名古屋市から来た7歳で小学2年生の男の子。20日早朝、48歳の父親と中学1年生の兄とともに、登山を始めたといいます。
遠藤大空記者(静岡第一テレビ)「こちら6合目に向かう登山道、段差も大きく登るのに大変な道になっています」
そして、富士宮ルート6合目付近に到達したという3人。兄が先に登ってしまったため父親が男の子に声をかけると、男の子は疲れてぐずったといいます。
すると、父親が「8時間ぐらいここにいろ」と怒り、男の子を置いていったというのです。
防寒着にランニングシューズ姿、軽食を持っていたという男の子。山小屋のスタッフが声をかけると。
山小屋のスタッフ「お父さんの言うとおり“8時間待っていよう”という心づもり。『ここでお父さん待ってる』と。女性スタッフが対応し小屋で保護した」
通報を受けた警察が、およそ2時間後に男の子を保護。父親に電話すると、すでに8合目まで登っていたといいます。警察は、父親を呼び戻し口頭で厳しく注意したということです。
父親は…「軽率なことをやってしまった」
警察は事件化についても検討したものの、父親が、連絡後すぐに駆け付け、反省した様子だったため見送ったとしています。
21日、富士山には多くの家族連れの登山者がいました。
子供(10・高3)2人をもつ登山者の男性「信じられないですね。まずは一番、子供のことを見なきゃいけないところを、置いて自分だけ行くのは信じられない」
10歳の子供をもつ登山者の女性「この子が決心してまだ上に行けるんだったら行くし、行けないんだったら諦めるつもりで初めから登り始めている」
登山者の男性「僕がお父さんなら置いていかないなと思います」
標高およそ2500メートルに子供を置き去りにする危険性について、富士山8合目の診療所に勤める医師は──。
富士山衛生センター(8合目)大城和恵医師 「(山は)天候変わりやすい。風とか雨になると低体温症になるリスクある。子供は大人に比べて体重に対して体の表面積が大きい。体の熱をすごく失いやすい。子供の方が低体温症のリスクは高い。あとは(子供は)不安になると捜すのに行動して、移動して道に迷うことがある。危ない滑落するような場所があれば(事故を)起こす可能性はある」
また、子供は高山病の症状が出たときにうまく症状を伝えられず、ぐずることもあると指摘します。