参院は25日午前の本会議で高市首相の施政方針演説に対する代表質問を行った。
首相は衆院選で当選した自民党議員315人に当選祝い名目で1人あたり約3万円のカタログギフトを贈ったことを明らかにした。
立憲民主党の田名部幹事長の質問に答えた。首相は「大変厳しい選挙を経て当選したことへのねぎらいの気持ちも込めて寄付した」と説明した。自身が代表を務める自民党奈良県第2選挙区支部から議員個人への寄付だったとして「法令上も問題はない」との認識を示した。
政治資金規正法では、政治家個人の政治活動に対する金銭などの寄付は原則として禁止されているが、政党の寄付は適用されない。
田名部氏は、昨年3月に石破首相(当時)が自民議員に10万円の商品券を配布した問題に触れ、「政治とカネの問題は続いている」と批判した。
一方、米国の新たな追加関税を巡り、首相は「米国の対応や日米間の合意に与える影響について高い関心を持って注視していく」と語った。日米間で合意済みの5500億ドル(約85兆円)の対米投資については「日米の相互利益の促進、経済安全保障の確保、経済成長の促進につながる」と意義を強調し、米国に合意を着実に履行するよう求める考えを示した。
与野党は25日午前、高市首相と全閣僚が出席する衆院予算委員会の基本的質疑を27日、3月2、3日の計3日間実施することで合意した。