友人への信頼が、金銭トラブルによって憎しみに変わることがある。投稿を寄せた長野県の50代女性は、高校時代の同級生に「なけなしの貯金」を貸したものの、あまりに不誠実な最悪の結末を迎えた。(文:長田コウ)
女性がお金を貸したのは、高校卒業から10年が経った頃のことだった。同級生が「実家の家業」ために長男として親とともに借金を返済していた。そこで女性は助けたい一心で35万円を差し出したという。

数年後、その友人は別の同級生と結婚。やがて、2人の間に生まれた子どもも成長して結婚し、生活も落ち着いたように見えたので「35万少しずつでも返せるよね」と伝えたが「返してもらえず」というありさまだった。
そして、友人は誠意を見せることなく、数年後、返済を果たさないままこの世を去ってしまう。
友人の死を知ったのは、別の同級生から「あいつ亡くなったぞ。もう返してもらえないぞ」という無情な連絡だった。友人は離婚しており、女性が元妻に事情を説明しても、借金の存在を信じてもらえなかったという。
怒りと悔しさが抑えきれなかった女性は強硬手段に出た。
「仕方なくその金額のメモと借用書のコピーを香典袋に入れ…」
しかし、これほどの抗議を示しても、相手側からの反応は冷ややかなものだった。
「それでも香典返しも無かった」
借金を抱えたまま逃げるように逝った友人と、それを認めない親族。女性が長年抱えてきた善意は、一香典返しすら届かないという、虚しい結末に終わってしまった。
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