2026年の新年初競りが5日早朝、東京・豊洲市場で行われ、寿司チェーンすしざんまいを運営する「喜代村」が史上最高値となる5億1030万円(キロ単価210万円)で競り落とした。
一番マグロは東京・築地のすしざんまい本店に移動され、午後1時すぎに解体ショーを開催。木村清社長は「日本の景気は大丈夫!」と満面の笑みをみせ、自らマグロを解体した。本来なら原価7万円だが、提供は通常価格。「赤身398円、中トロ498円、大トロ598円、プラス消費税です」と声を張った。解体されたマグロは、全40店舗に届けられる。
社長とともにマグロを解体した社長の長男・政輝さんは、解体前に社長の激励を受けたという。「(一番マグロは)やっぱり固かった。手が震えます。解体は体感10分もかかってない。ただ緊張した。(マグロの)頭だけで多分25キロ。もっとあるかも」としみじみ。
競りを振り返って「(社長は)前日までやんないって言ってたんだけど、今朝4時40分『やるぞ』って電話がきた」そう。「値段が上がっていくのは覚悟した。予算なんて決まってないです。やるんだったら限界まで行かないと、負けちゃうので」と語った。
一番マグロは食べていないという。「お客さまに食べてもらいたいので、食べられない。ただ、絶対に(普通のマグロと)違う」と解体の手応えを明かした。
また、実際に一番マグロを食べた親子によると「臭みもなく、デザートのような感じ」。「トロっとして、口の中でとろけた。景気がいい感じ。毎日食べたい」と笑顔で語った。