鳩山由紀夫元首相が2025年12月1日にXで、中国で無観客ライブを開催した歌手の浜崎あゆみさんを引合いに出して高市早苗首相批判を展開し、ネット上で物議を醸している。
浜崎さんは11月29日に中国・上海でライブを開催予定だったが、前日の28日に中止を発表。一方、インスタグラムでは、無観客の状態で一曲目からアンコールまで曲を披露したことを明かしていた。
日中関係をめぐっては、11月7日の衆院予算委員会の中で、立憲民主党の岡田克也衆院議員から「存立危機事態」が成立する具体的な事案について質問し、高市首相が台湾有事を念頭に置いた上で、「戦艦を使って、武力の行使も伴うものであれば、どう考えても存立危機事態になり得る」と答弁し、波紋を広げている。
鳩山氏はXで「浜崎あゆみさんはエンターテイメントは人と人を繋ぐ架け橋だと、上海公演が中止となり無観客の中でも予定通り歌われたそうだ。感動した」と明かした。
一方、「しかし高市首相の軽率なひと言でどれだけ多くの人を傷つけ国益を損なっているか測り知れない」と高市首相の答弁を批判。「トランプの言うことを聞き、台湾問題はあいまい戦略に徹せよ」と苦言を呈していた。
このポストに鳩山氏の元には、「政治的利用されたくないからあゆは『知識のない部分に口出しするつもりはありません』って言ったんでしょ」「この思想だと、エンターテイナーの海外ライブは、外交だと言いたいのか?」「浜崎あゆみは高市総理を一言も批判してないのに浜崎あゆみを利用してどさくさ紛れに高市批判すな」という声が集まっていた。