架空取引で裏金を捻出し海上自衛隊に金品などを提供していた問題。川崎重工業が51人を懲戒処分です。 川崎重工業では、海上自衛隊の潜水艦の修理を担う神戸造船工場の修繕部が架空取引で裏金を捻出し、海上自衛隊の乗組員に飲食費のほか要望のあったゲーム機などを提供していたことが明らかになっています。 この問題を受け、川崎重工はことし4月末までに役員のほか、神戸造船工場長や修繕部長など計51人を処分したと発表しました。処分内容は、明らかにしていません。外部の弁護士による調査委員会の調査はことし10月末をめどに完了する予定で、その後、結果を公表するとしています。 一方、防衛省は三菱重工など複数の企業でも不正があったとする最終報告書を取りまとめ、海自トップを含む隊員93人を懲戒処分しました。