横浜市のみなとみらい地区で4日夜に開かれた花火大会で海上の打ち上げ台船2隻が燃えた火災について、打ち上げを担当した日本橋丸玉屋(東京都)が9日、現時点の見解として、「一部の花火が適正な高度に達せず開花したことが推定原因」とするコメントをホームページで公表した。
コメントでは、この花火の火が「台船上の資機材やほかの花火に引火し、火災を引き起こす事態に至った」と説明。打ち上げはコンピュータ制御されていたが、システムや操作に問題はなかったとし、「火災による炎が花火に繰り返し引火し、花火の打ち上げが断続的に続く結果となった」とした。
横浜海上保安部や神奈川県警などが原因を調べているほか、花火大会の実行委員会も第三者委員会を設置し、事故の検証と再発防止にあたる考えを示している。