田久保真紀市長の学歴詐称疑惑で揺れる静岡・伊東市。27日は市民らが田久保市長の辞職を求めた1万人を超える署名を提出しました。受け取った田久保市長は何を思ったのでしょうか。27日朝、伊東市役所の前には…無言でプラカードをもつ市民の姿が。書かれていたのは、「市長の辞職を求めます」の文字。田久保市長への辞職を求める“サイレントデモ”を行っていたのです。この活動は8月12日から始め、2週間以上たった今も続けています。

(デモをする市民)「市民の声がきちんと届く市政であってほしい。その思いで立っています。正々堂々と、もう一度、市民の審判をうけてください、選挙に持ち込んでください」混乱を巻き起こしている田久保市長の“学歴詐称疑惑”。(記者)「市長、きょう市民が要望書を提出しますが、お考えは変わりましたでしょうか」(伊東市 田久保 真紀 市長)「…」騒動は収まる気配を見せず、27日も新たな動きが…。(伊東市民)「私たち伊東市民は、誠実で透明な市政を取り戻すため、伊東市長田久保真紀氏に対して一刻も早い辞職を強く求めます」市民から辞職を求め10158人の署名が集まったことを報告したのです。田久保市長は、その場で20分以上、黙々と署名に目を通していました。こうした田久保市長への辞職を求める動きは…、振り返れば…。(伊東市議会 中島 弘道 議長)「辞職勧告の決議について採決をします。(挙手)全会一致で可決します」7月7日に議会で辞職勧告決議案が全会一致で可決され…。(伊東市 田久保 真紀 市長)「7月中には辞職したいと思います」田久保市長も一度は辞職を決意したものの。(伊東市 田久保 真紀 市長)「改革への道は、まだ本当に始まったばかりであるということ。この先、その課題についても、もう一度真しに向き合い、解明に向けて努力を重ねてまいります」Q.辞職すると表明したけれども、辞職はしないという会見なのでしょうか?「そのように理解していただいて結構です」辞職の意向を一転させ、市長を続投する考えを表明。市長と市の幹部職員との政策会議の場では…。(伊東市 近持 剛史 企画部長)「ケジメを付けていただいて、またリセットする形で約束を果たしていただきたいと、全員の部長から申し入れをして、会見まで時間があるので、もう一度考えていただきたいと」市政の混乱が続くことから、幹部職員の総意として辞職するように申し入れていました。その後も、地元の商工会議所、観光協会、旅館・ホテル協同組合のトップが辞職を要求。さらに、市民団体が市政の停滞などを理由に、市長の辞職を求めて8月6日から署名を募ったところ、わずか3週間で1万158人分が集まり、27日の署名提出に至ったのです。議会、職員、経済団体、さらに市民からも辞職を要求。まさに“四面楚歌”の田久保市長。伊東市役所では騒動に加え、今も、副市長、教育長が不在で、市政運営が正常に機能していないほか、9月開会の市議会の定例会に提出予定だった補正予算案が組めていない前代未聞の事態となっています。(伊東市民)「一刻も早く辞任してください。そして、時間のロスをなくしたい、財務の部分も少なく済ませたい。伊東のために、あなたができること、しっかりと形に示してください」(伊東市 田久保 真紀 市長)「ありがとうございました。真しに受け止めさせていただきます」1万人以上の署名が集まったことについて問われると…。(伊東市 田久保 真紀 市長)「ご意向の方は真しに受け止めてまいりたいと思います。はい、以上でございます」Q.ご自身としては、こういった声っていうのはどうに受け止めますか?「まだ議会のご意向も決まっていないうちからですね。私の方からあれこれ申し上げる立場にはございませんので、みなさまのご意向をしっかりと受け止めまして考慮していきたい、そのように考えております。以上でございます。ありがとうございました」Q.市長、すみません…報道陣の質問にしっかり答えず、市長室に戻っていきました。(伊東市民)「市長になってからは、市民の声に一切耳を傾けないですし、市政が滞ってますのでね、市民の声をもっとしっかり聞いてもらいたいと思っています」(伊東市民)「この署名活動におきまして、市民が一つになったという、思いは一つだなということを実感しました。それは、きょう、田久保市長に伝えたという風には思っております。」田久保市長の学歴詐称疑惑を巡る騒動。伊東市議会の「百条委員会」は、8月中には結論を出し、市長が卒業証書の提出を正当な理由がなく拒んだことから、刑事告発する方針です。また、9月の市議会には、市長に対する不信任決議案が提出される見通しで、出席議員3/4以上の賛成が必要ですが、可決される見通しです。