学歴詐称疑惑を発端に東洋大学を「除籍」されていたことが判明した静岡県伊東市の田久保真紀市長が31日、辞職を表明していましたが、続投する意向を表明しました。田久保市長の学歴詐称疑惑をめぐっては今月7日に開かれた市議会で「辞職勧告決議案」が全会一致で可決され、その後に開いた会見で辞職して市長選に改めて立候補する意向を示していましたが、田久保市長は会見以降、辞職の時期などについて明言を避けてきました。

百条委員会では田久保市長に本人が本物と主張している“卒業証書”とされる資料の提出を要求しましたが、公職選挙法違反の疑いで刑事告発されたことを理由に拒否。さらに、百条委員会は田久保市長に対して証人尋問への出頭を要請しましたが、田久保市長は「回答が事実上不可能な内容を含む」などとして出頭を拒否しています。田久保市長は2025年5月の市長選挙で現職をやぶり、伊東市で初めての女性市長として当選しました。