女子生徒に対し、三者面談の場で性格について「このままブサイクでいいのですか」などと述べたうえ、体育の授業でも「こんな奴と誰が付き合うねん、クソブス」「あいつブスやから絶対彼氏できひんやろ」などと不適切な発言を繰り返したとして、大阪府の府立高校に勤務する男性教諭が懲戒処分を受けました。▼生徒の性格について「言葉が悪いですが、このままブサイクでいいのですか」大阪府教育庁が8月1日付けで給与10%カット1か月の懲戒処分を下したのは、府立高校に勤務する26歳の男性教諭です。
教育庁によりますとこの教諭は去年11月、授業態度の改善について女子生徒と保護者と話し合った三者面談の場で、「言葉が悪いですが、このままブサイクでいいのですか」と発言。それ以降も、今年2月にかけてその女子生徒に対し「ブス」「ブサイク」と繰り返し発言したということです。男性教諭は三者面談の場での発言について、“女子生徒の性格に対する表現だ”と教育庁に説明しています。▼ハンドボールの授業で「顔に当てたれ」持久走の際には「こんな奴と誰が付き合うねん、クソブス」教育庁によると、男性教諭はさらに、体育の授業でハンドボールを行っていた際、その女子生徒がゴールキーパーをしていた際に「顔に当てたれ」「いいやん、顔に当たりそうやん」などと発言。持久走の際には、その女子生徒が走っているのを見ながら他の生徒に聞こえるような声で「こんな奴と誰が付き合うねん、クソブス」「体育の単位落としたろ」「あいつブスやから絶対彼氏できひんやろ」と発言したということです。男性教諭「指導をしても改善の意思がみられないため、より強い言葉を使って指導しようとした」今年2月に他の生徒の保護者から学校に連絡があったことから、事態が発覚。教育庁の聞き取りに対し、男性教諭は「指導をしても改善の意思がみられないため、より強い言葉を使って指導しようとした結果、不適切な発言に至った」「コミュニケーションの一環だった」「冗談のつもりだった」「生徒・保護者の信頼を大きく損ねる結果を招き、申し訳ございません」と述べているということです。女子生徒は現在、高校に通常通り登校できているということです。