北九州市の小学校で、水泳の授業を受けた児童25人が体調不良を訴え救急搬送された問題です。北九州市教育委員会は7月3日、手の湿疹としびれは「プールサイドのマットによる圧迫痕」で、腹痛は「手の症状との関連性はなく、個人の体調や体が冷えたことによるもの」とする最終的な判断を発表しました。
北九州市小倉南区の高蔵小学校では6月23日、プール開きで水泳の授業を受けた小学5年生と6年生合わせて46人のうち25人が、手に湿疹やしびれ、腹痛を訴え救急搬送されました。

湿疹は手のひらの付け根に集中していて、市教委は検査の結果、プールの水質に異常がなく、周辺の樹木や植物、虫に有害なものは確認されなかった一方、プールサイドのプラスチックマットに手をついた場合、赤い圧迫痕が残る可能性があると発表していました。
市教委は、市内の全ての小中学校と特別支援学校で水泳の授業を中止していましたが、水質検査で安全が確認できた学校で6月30日から順次、再開しています。