ミュージシャンで参院選に無所属で大阪選挙区から立候補した世良公則氏が公示日の3日、大阪市内のホテルで第一声をあげた。
世良氏は今回の参院選に出馬するにあたり、外国人土地取得規制、オーバーツーリズム対策、再エネ賦課金廃止、積極財政、減税による経済対策等を公約に掲げている。
パリッとしたスーツ姿で現れた世良氏は、これから選挙戦を戦うことになるスタッフに「届け出の締め切り直前に決断したものですから普段、音楽関係で動いてくれている数少ないスタッフが、選挙という右も左も分からない世界に飛び込んで助けてくれた」と感謝した。
そして「われわれは、今まで何かあるごとに『ミュージシャンは黙って、音楽だけやってろよ』と言われてきた」が、日本への危機感が募り、今回行動を起こしたという。
国会議員よりミュージシャンの方が、できることが多いのではと問われると「われわれの言葉が響いていれば(すでに)変わっているはず」とした。
自身は大阪芸術大学を卒業している。それだけに表現の自由の大切さについても持論を語った。
「自由に音楽を歌ったり、ダンスを踊ったりすることができる社会ってのは、本当にすばらしい社会。油断すると自由って、知らない間に制限されてしまう。それ(表現の自由)を守るために、若い方には、自分の将来を諦めない(でほしい)」
大阪の有権者に対して「全国で投票率ナンバーワンは大阪だったと言われるように、あなたが信じる者に1票を投じてください」と投票を呼びかけた。