「日本で7月5日、大きな災難が起きる」など、海外を中心に根拠のないうわさが広まり、海外からの一部航空便が運休するなどの影響が出ています。「2025年7月に大きな災難」といううわさは、元々漫画がきっかけで、拡散されました。
きょう午前6時29分にトカラ列島近海でマグニチュード5.4の地震が発生し、鹿児島県の十島村で最大震度5強を観測しました。 これを受けて気象庁はけさ会見を開きました。会見の中で、漫画の「予言」について記者から質問が出たのに対し、気象庁地震火山部の海老田 綾貴 地震津波監視課長は、「まったくの偶然です」と述べました。 その上で、「日本では震度1以上の地震が1年で2000回以上起きています。熊本地震が起きた2016年には1年で6587回の地震がありました。
1年で2000回以上、ということは1日10回以上震度1以上の地震が日本のどこかで発生しているということです。
“地震はおこる”と言っていれば、たまたま起こることはあります。因果関係はありません。」と説明しました。
気象庁の海老田課長は、「地震はいつおこるかわからない」として日ごろからの備えるよう強調しました。
【家具の固定】
・家具などが倒れてくると、避難ができなくなるので、再確認を。
【避難場所、経路の確認】
家族の間で津波に備えて、どこに逃げるか確認を。避難場所、経路を確認してほしい
【通電火災の対策を】
地震おさまって電気が復旧したときに、電化製品から発火することがある。家に安心ブレーカーなどの対策ができているか確認を。
・