5月30日、アメリカのニューヨーク州で過ごす秋篠宮家の長女・小室眞子さん(33)と圭さん(33)夫妻に第1子が誕生していたことが、宮内庁から正式に発表された。
秋篠宮ご夫妻にとっては“初孫”、上皇ご夫妻にとっては“初のひ孫”であり、皇室にとっては慶事のはずだがーー。
「秋篠宮家の最側近である吉田尚正皇嗣職大夫が、定例会見で第1子の誕生を明かしたのですが、その際に行われた記者との質疑回答は、かなり歯切れが悪かったようで……。宮内記者会(テレビ局や新聞社が所属する記者クラブ)から矢継ぎ早にいろいろな質問が飛んだのですが、大夫は“お子さまがご誕生になったことのみをお知らせするだけ”と答えるのみ。第1子が誕生した事実以外は言及しなかったのです」(宮内庁関係者)
記者たちがさまざまな角度から投げる質問に対して、大夫はいっさい具体的な回答をすることはなかったという。
「生まれた日付、性別、アメリカで出産したのかどうか、出産後の眞子さんの健康状態など、どんな質問をしても“あくまでご誕生になったことのみをお伝えしているだけ”の一点張り。今回、宮内庁が正式発表を決めたのは、“5月中旬に女性週刊誌などで第1子誕生の報道があったから”とのことでした。さらに、ご家族の所感としては、“秋篠宮家の方々はお喜びでいらっしゃる”とか“家族の幸せな日々を願われている”といった、ありきたりなご感想を紹介するだけ。せめて生年月日くらいなら明かせるだろうと、記者たちからは不満が漏れていたそうです」(同・宮内庁関係者)
吉田皇嗣職大夫の言い分としては
「皇室を離れた方の事柄である」
として、小室夫妻の第1子誕生に関する情報を“シャットアウト”したという。
しかし、直近で皇室を離れた女性皇族でいうと“もう一人のケイ”さんと結婚した元女王殿下がいらっしゃる。
「高円宮家の三女で、日本郵船に務める守谷慧(けい)さんと結婚して皇室を離れた守谷絢子さんです。絢子さんは、まさに小室夫妻が婚約を延期していた最中である’18年に守谷さんと結婚しましたが、下の名前が小室圭さんと同じ“ケイ”だったことから、両者が比較されるようなこともありました。絢子さんは結婚後、’19年、’22年、’24年と3人のお子さんを出産し、いずれも男児だと宮内庁から発表されています。絢子さんの前例と比較すれば、吉田大夫が言うように“皇室から離れた方だから詳細は明かさない”という理由では、到底納得できないという人も多いでしょう」(皇室ジャーナリスト)
現状、皇位継承の資格を持つのは、秋篠宮さまと悠仁さまと常陸宮さまの御三方のみ。
いずれは悠仁さまのご家族のみになる可能性が高い中、絢子さんのお子さんが3人とも男の子というのは
「皮肉な状況だ」
と前出の皇室ジャーナリストは語る。さらに、今回の件に関する秋篠宮家としての対応に関しては、
「これまでも秋篠宮家は、天皇家やほかの宮家よりもプライベートの情報を明かさない方針を貫いてきました。今回は特に詳細は明かせなかったのだと思います。というのも、仮に小室夫妻のお子さんが男子だった場合、悠仁さまの甥にあたります。眞子さんのお子さんなので女系男子となりますが、いずれ皇室に男子が悠仁さまだけという危機的状況に陥った場合、小室夫妻のお子さんの“皇室入り”という議論が巻き起こる可能性が起こってもおかしくないからです。秋篠宮ご夫妻としては、そういった議論が起こるのを避けるために、また、眞子さんの意向にも沿って、“第1子が生まれた”以外の情報を明かさなかったのではないのでしょうか」(同・皇室ジャーナリスト)
結婚から3年半以上が経過したが、いまだに小室夫妻が日本の皇室に与える影響は大きいようだ――。