台風1号は、現在、発達しながら南シナ海を北上しています。また、この台風とは別に、フィリピンの東では新たな熱帯低気圧が発生しています。この熱帯低気圧がもたらす非常に湿った空気が梅雨前線を活発化させ、週末は西日本を中心に大雨となる可能性があり、注意が必要です。
11日に発生した台風1号は、12日午前9時現在、南シナ海をゆっくり北上しています。中心気圧は990ヘクトパスカル、最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートルとなっています。台風は、今後もやや発達しながら北上を続け、中国・海南島付近から大陸へと向かい、上陸後は次第に勢力を落として、来週16日朝までには熱帯低気圧に変わる見込みで、日本への直接の影響はなさそうです。
一方で、この台風とは別に、フィリピンの東海上で新たな熱帯低気圧が発生しています。この熱帯低気圧は、今後もそれほど発達することなく台湾付近を北上し、14日頃には東シナ海で不明瞭となる予想です。
しかし、この熱帯低気圧が持ち込む非常に湿った空気が梅雨前線に流れ込むため、週末は西日本~東日本を中心に雨が強まり、特に九州や中国・四国では、再び警報級の大雨となる可能性があります。今後の情報にご注意ください。