雑木林で布団の中から見つかった遺体。警察が女性の身元を明らかにするとともに岐阜県警と合同捜査を行うとしました。警察は、自宅から連れ去られた可能性についても言及しました。 警察によりますと、死亡した女性は、岐阜県垂井町に住む桐山真弓さん(64歳)で、職業は教育関係施設の管理作業員だということです。 3月13日の勤務が確認されたのが最後に、行方不明となっていて、行方不明届が出ていました。DNA照合などから判明したということです。

4月2日、滋賀県米原市大清水の雑木林で、折りたたまれた掛け布団の中から女性の遺体が見つかりました。 警察によりますと、年齢は50代~70代くらい、身長は150センチくらいで、長袖のチェック柄のシャツに青色のジーンズを着用し、うつ伏せで倒れていました。 司法解剖の結果、死因は首を圧迫されたことによる窒息死で、3月下旬ごろに亡くなったとみられています。 遺体が見つかった付近は、不法投棄が多いエリアだということで、これまでタイヤ、家電、空き缶、布団が落ちていたこともあったそうです。 近所の人によると、「かつて車から何かを投棄してるのを見たこともあるが、最近とくに不審な点はなかった」ということです。 警察は何者かが女性を殺害し、雑木林に遺棄した殺人・死体遺棄事件と断定し、3日、捜査本部を設置し、女性の身元の特定を進めていました。 4日、身元が判明したとした滋賀県警は、桐山さんが住んでいる自宅の現場状況から、「連れ去られた可能性がある」と言及し、自宅の様子についての詳しい説明は避けました。 警察は付近を通行する車からドライブレコーダーの映像を回収するなどして、事件の捜査を続けています。