大阪府八尾市の集合住宅の一室でコンクリート詰めにされた衣装ケースから子どもとみられる遺体が見つかった事件で、逮捕された男は「親族の子どもを預かっていた。10数年前にコンクリート詰めにした」などと話しているということです。 死体遺棄の疑いで逮捕された大阪市平野区に住む無職・飯森憲幸容疑者(41)は、去年11月に八尾市内にある集合住宅の一室で子どもとみられる遺体を遺棄した疑いがもたれています。
遺体は集合住宅の押し入れの中にあった金属製の衣装ケースにコンクリート詰めにされた状態で、体の左側を下にして白骨化していたということです。 身長は1mくらいの子どもとみられていて、年齢や性別などは分かっていないということです。 警察の調べに対して飯森容疑者は「去年11月ぐらいにコンクリートで固めた遺体を運びました」と容疑を認めているということです。 衣装ケースについて飯森容疑者は、「中には子どもを入れています。10数年前にコンクリート詰めにした」としたうえで、「親族の7歳くらいの女の子を預かっていた」などとも話しているということです。▼部屋には去年秋まで男の父親居住‥管理会社から「コンクリの塊‥見に来てほしい」と連絡 この部屋には飯森容疑者の父親が去年秋まで住んでいましたが、その後、今年2月下旬に集合住宅を管理する不動産会社から「前の居住者と連絡が取れない。コンクリートの塊が置いてあるので見に来てほしい」と警察に連絡があり、事件が発覚したということです。 警察は身元の確認を進めるとともに、飯森容疑者から話を聞くなどして、詳しい状況を調べています。