弁護士の紀藤正樹氏が1日、「X」(旧ツイッター)を更新し、みずほ銀行の取材対応について「フジテレビの最初の会見と同じ」と批判した。
みずほ銀行の加藤勝彦頭取は先月27日朝、元行員が支店の貸金庫から顧客の現金を盗んでいた問題で報道陣の取材に応じたが、取材に参加できたのはみずほ銀行が案内した一部の報道機関だけだったうえ、写真や映像の撮影は許されなかったという。
紀藤氏は、これを報じた朝日新聞の記事を添付したうえで、「謝罪なのに『同行が案内した一部の報道機関のみの取材となり写真や映像の撮影は不可』とは。フジテレビの最初の会見と同じで、近時の企業の代表は職責に対する覚悟と矜持が感じられない」と斬り捨てた。
続けて「なお頭取の会見によると、貸金庫から現金を盗んでいたのは広尾支店勤務の当時30代の元行員の女性で16年から19年にかけ2人の顧客の貸金庫から計6600万円を盗んでいた。ほかに19年顧客への融資と偽ってみずほ銀から約5200万円をだまし取ったことが発覚。21年に警視庁に逮捕」と補足して説明している。