兵庫県の斎藤元彦知事が、疑惑告発文書問題を調査した第三者委員会の報告書を受けて26日に会見し、叱責行為などがパワハラと認定されたことに「真摯に受け止める」とし、告発文書と取扱いについては「誹謗中傷性が高いとの認識に変わりない。当時の判断としてはやむを得ない適切な対応だった」とした。
同日夜のテレビニュースは、テレビ朝日「報道ステーション」、日本テレビ「news zero」では事実関係を伝えた。
TBS「news23」では、小川彩佳キャスターが「告発を行った元県民局長には懲戒処分を下しているにも関わらず、ご自身の処分については謝罪をするのみで、全て否定。第三者委員会が違法と断じた告発者探しについても、適切な対応という姿勢を変わらずに伝え続けました。真摯に受け止めるという言葉が宙に浮いているように思います。ただただ理解に苦しみます」と述べた。
27日のテレビ朝日「モーニングショー」などでもコメンテーターが厳しく批判した。
27日のカンテレ「旬感LIVE とれたてっ!」では、「兵庫県民100人に聞いた 斎藤知事は続投するべきか、辞任するべきか」のアンケートを行ったとし、「続投68、辞任32」の結果だったと伝え、番組では今後、兵庫県議会が、再度不信任を突きつけるのかスルーするのかに委ねられていると伝えた。