社会学者の古市憲寿氏が4日、フジテレビ「めざまし8」に出演。7日にトランプ米国大統領と首脳会談を行う石破茂首相および日本政府について、親交のある故安倍晋三元首相の妻、安倍昭恵さんを引き合いに、言及した。
古市氏は「日本にとってアメリカは現状、非常に重要な国なわけじゃないですか。その国とどこまでちゃんと向き合えるのか、どこまで強固な関係を築けるのか、本気度を問われている。現状の石破政権には残念ながら、それがない」とコメント。
続けて「昭恵さんがね。個人的にトランプ大統領が就任前に会いに行きましたよね。あのときもすごい外務省が邪魔して来たんですよ」と語った。さらに「それくらい日本が一枚岩ではないし、本気で日米外交をやろうという気概があるのか、ないのか、というと、ないと思うんですよ、今の政権は」とぶった斬った。
キャスターの谷原章介からは、「でも外務省の邪魔というのが、石破総理の意思かどうかは分からない」とフォローされた。
それでも、「石破総理じゃないと思いますけど、それくらい一枚岩ではないというか、日本政府側が少なくともその時点では、一枚岩にはなっていなかった。果たして、いまは一枚岩になって、どれだけ本気でアメリカと向き合えるのかというと」と主張。「小手先じゃなくて、本気で交渉する覚悟があるのかというと、すごい心配ですね」と憂えた。