〈体重120→57キロに激やせ、30代で超人気インフルエンサーに…バイト先のギャルに「キモい」と言われたゲイ男性(35歳)がバズるほど「美しくなれた理由」〉から続く
「僕って気持ち悪いって思われているんだ」――かつてバイト先の先輩ギャルからの「キモい」という心ない言葉で、ダイエットを決意したインフルエンサーのたたさん。それから彼はリバウンドもあったものの、体重は120→57キロに大減量。さらにポジティブなメッセージとダイエット動画で数十万のフォロワーを集めるSNS界のスターとして躍り出る。
【変わりすぎ!】「キモいと言われた120キロ時代」→「57キロ・超イケメン」に変身した彼の姿を見る(写真多数)
人生が好転してからは、なんと例の先輩ギャルとも和解…。いったい何があったのか?(全2回の2回目/最初から読む)
かつて肩がぶつかって「キモい」と言われた先輩ギャルと彼が、のちに和解できた理由とは? 「人生を変えたギャル」とのその後をお届け。写真はダイエットに成功する前のもの(写真提供:たたさん)
◆◆◆
──120→57キロのダイエットをされたそうですが、何をしたらそんなに痩せられたんですか?
たた コンビニオーナーって毎日忙しくて時間がないので、コンビニの奥に段ボールを敷いて、その上で腹筋10回から始めたんです。アルバイトの子たちに「何してんですか? オーナー」って冷ややかに見られながら(笑)。当時は自宅からお店まで車で通っていたんですが「その時間もったいない」って思うようになって、お店の近くに引っ越ししたんです。それで時間ができてジムに行けるようになって、だんだん変わっていったんです。
それである時、トレーナーさんに遺伝子検査というのを教えてもらってやってみたんです。そしたら自分には炭水化物ダイエットが合わない、ということがわかって。おにぎりは食べないようにしてサラダチキンばかり食べていたんですが、むしろ逆だったんです。
──糖質よりも脂質の方が吸収されやすい体質だったんですね。
たた そうなんです。世間は炭水化物ダイエットがブームだったし、絶対嘘だと思ったんですが…。でも、それからむしろ炭水化物をしっかり取るようにしたら、2週間で7キロぐらい落ちたんですよ。
──ちなみにダイエットで一番効果があったのってなんですか?
たた 運動も大事なんですけど、正直食事ですね。食事も選び方次第なんですよね。コンビニで買おうが、知識さえあれば痩せられるんです。こういうと驚かれるんですが、僕、毎食おにぎりを2個食べるんですよ。もちろん脂質の低いものを選んでいます。
コンビニ食=太ると思っている人も結構いるんですよね。でも、太るんじゃなくて、みんな太るものを選んでいるだけなんです。
──耳が痛い…。その経験をつづった動画がTikTokで話題になりましたが、動画を配信するようになったのはどういった経緯だったんですか?
たた 2020年ごろに、ネットで「ミスター・ゲイ・ジャパン」というミスコンのゲイ版があるというのを知って応募したら、ファイナリストの6人の中に選ばれたんです。そのときの運営代表さんから「あなたはおもしろいからプロデュースしたい」って言ってもらえたんです。
それで、メイクや歩き方、SNSの発信まで、いろいろ講座を受けさせてもらえたんです。その運営代表に「TikTok、やってみたら? あなたのダイエット動画は絶対バズる。あなたは有名になれる」って言われたんですよ。
初めは「もう30代なのにTikTok?」って思ったんです。YouTubeもしてなかったし、インスタもそんなにちゃんとやってなかったし。でも、そこまで言うなら…と思って始めたんです。そしたら、フォロワーが10人くらいしかいないのに、30万再生ぐらいバズって。
──すごいですね。
たた 驚いたのが、女性の方から「あなたみたいになりたい」ってコメントいっぱい来たんです。普通、女性が「この男性みたいになりたい」って思うことって、あんまりないじゃないですか。それで「自分って女性の憧れの存在になれるんだな」と気づいて、「じゃあそういう投稿をしよう」と思って、ダイエットの動画をたくさん上げ始めたら、どんどんバズっていった感じですね。そこから本当に人生がめちゃめちゃ変わりましたね。
──どんなふうに変わりました?
たた 引っ込み思案で話すことも苦手で、なんなら寿司屋のバイト数人の中でさえ仲良くなれないような子が、街で歩いていたら声をかけられたりとか、コンビニで働いていても声をかけてもらえるようになったり。
中学のころから憧れていた芸能人の方にもお会いすることができたんです! テレビでずっと見ていて「あんな人になりたいな」って思っていた人が隣にいて「頑張ったね」と言ってもらえたんです。奇跡だな、夢は叶うんだなって。全部つながっているんだな、人生に意味のないことはないんだな、って思いますね。
──そう考えると、回転ずしのアルバイト中に「キモい」と言われたところから、少しずつ人生が変わり始めたわけですが、その後その先輩から謝罪のDMが届いたとか。
たた そうなんですよ。当時バイトが一緒だったイケメンの先輩がいるんですが、その人は今でも時々連絡をくれるんです。自分が本を出したらSNSで「読んで」みたいに宣伝もしてくれて。
で、その先輩の投稿を見た、「キモい」って言ってきたギャルの先輩が「キモいって言ったの、もしかして私かも。正直、全然覚えていないんだけど、もし私が傷つけてたりしたら本当にごめん」ってDMが長文で届いたんです。でも自分は「違いますよ、でもありがとうございます」って答えました。
──やさしい。
たた 「頑張ってね、応援してるからね」って言ってくれて。ミスター・ゲイ・ジャパンの時も、SNS投票があるんですが、彼女が「投票してください」ってフェイスブックで呼びかけてくれていて、すごく感動しました。
プラスに捉えれば全部良い方向に変わるんだな、と。正直、昔のことは結構忘れちゃうタイプだし、「キモい」って言われたこと自体、今では本当に何も思ってないんです。だから、ただただ嬉しかったですね。
──素敵です。動画配信でも誹謗中傷がとても多いそうですが、それも気にしていないとか。
たた そうですね。もともと小さいころは誰からも相手にされなかったわけじゃないですか。だから、誰かに見てもらえていること自体、うれしいんです。家族といてもイケメンの兄の方ばかり褒められたし、自分はスポットライトを浴びてこなかった。回転ずしでバイトしているときも「あいついるの?」みたいな存在だったわけじゃないですか。
──日陰の存在だった。
たた そうですね。いてもいなくてもどっちでも良いよねっていう。今まで誰の目にも止まらなかったので、今は誰かの目に留まっていること自体うれしいんですよね。そこは、みんなと感覚が違うのかもしれません。
ーーダイエットで人生を変えた今、次にやりたいことはありますか?
たた 心ない言葉に傷ついたりもしたけれど、優しい言葉に助けられたこともありました。次は、昔の僕みたいに悩んでいる誰かに勇気を与える発信ができるように努力していきたいです。
(市岡 ひかり)