東京・足立区の寺で、練炭を使って住職の男性を殺害した罪などに問われている石材店社長に懲役25年の判決が言い渡されました。

石材店社長の齋藤竜太被告(51)は去年7月、足立区の取引先の寺にある地下納骨堂に練炭28個を置き、一酸化炭素を充満させるなどして住職(当時70)を殺害した罪などに問われています。

東京地裁は29日の判決で、「住職は人が嫌がることばかり思い付くなと憤激し、殺害を決意した。28個もの練炭を燃焼させたのは強い殺意が認められる」などと指摘しました。

そのうえで、齋藤被告に懲役25年の判決を言い渡しました。

検察側は、齋藤被告に懲役30年を求刑していました。

これまでの裁判で齋藤被告は起訴内容を認め、「私の行為によりお命を奪ってしまったこと、大変申し訳なく思っております」などと謝罪していました。