和歌山県内の住宅街で7月、男がふたの壊れたキャリーケースに入れたまま子ネコを捨てる瞬間がカメラに捉えられた。子ネコはしばらくの間あたりをウロウロしていたが、その後、無事に保護された。現在、飼い主を募集している。
和歌山県内の閑静な住宅街で午後8時頃、自転車に乗って現れ、かごのようなものを置いて立ち去る男をカメラが捉えた。
ゴミの不法投棄かと思いきや、よく見ると、かごの中から何かが出てきた。映像には、「ニャオン、ニャオン」とネコの鳴き声が記録されていた。男が捨てていったのは、1歳にも満たない子ネコだったのだ。
ネコを保護した人:動物を移動できるキャリーケースが、ふたが壊れた状態で置かれていて、周辺を見渡したら、おそらく入ってたであろうネコちゃんがいて…。
暗闇の中、悲しげに響き渡る子ネコの鳴き声。子ネコは捨てられたことに戸惑っているのか、しばらくの間辺りをウロウロしていた。
ネコを保護した人:たまたま友人がネコを飼っていたのでちょっと相談して、なんとか保護できる状況にしてもらえた。
発見当時、子ネコにおびえた様子は見られず、近付くとすぐにすり寄ってきたという。
ネコを保護した人:ネコちゃんは元気そうでした。ただちょっと毛がはげてる部分もあったので、もしかしたらダニとかのアレルギーかもしれないって。
撮影者は子ネコを動物病院で診てもらうと、その後、知人に引き渡したという。
ネコを保護した人:許せないですね。生き物を遺棄するって行為は本当になくなってほしいです。
現在は子ネコの飼い主を募集していて、見つかり次第、譲渡する予定だという。(「イット!」 9月2日放送より)