兵庫県の斎藤元彦知事が27日、最後の公務を終え県庁を後にしました。知事が出直し選挙に向けてつづったSNSへの投稿には13万件以上のいいねが付き、賛否のコメントが多数寄せられています。
27日、最後の公務に臨んだ兵庫県の斎藤知事。失職するきっかけとなった、パワハラなどの疑惑や問題について、同席した県の幹部に反省の弁を述べました。
夕方、最後の公務を終え、知事が紙袋を手に県庁を出ようとすると、駆け寄った男性と握手をかわし、一瞬口元が緩んだ斎藤知事。報道陣に一礼すると車に乗り込み、県庁を後にしました。花束贈呈などの目立ったセレモニーはありませんでした。
斎藤知事は30日付で失職し、11月前半にも行われる、出直し選挙に臨むことになります。
斎藤知事の出直し選挙について、ジャーナリストの吉富有治さんは。
一方、不信任を突きつけた各党も、出直し選挙に向けて動き出しています。
前回、3年前の知事選挙で斎藤知事を推薦した日本維新の会は…。
斎藤知事を支援せず、独自の候補を擁立する考えを示しました。
自民党の兵庫県議団も会議を開き、独自候補を擁立する方針を確認しました。
この他、立憲民主党も「候補者を立てて戦う」と表明していて、共産党は無所属の医師・大澤芳清氏への推薦を決めています。
つまり、出直し選挙には斎藤知事のほかに、4人以上が出馬する可能性がでてきているのです。
こうしたなか、斎藤知事は、自身のSNSを更新しました。
この投稿に、およそ24時間で「いいね」が13万件、賛否を含め8500件ものコメントが付きました。
SNSでの盛り上がりに、ジャーナリストの吉富さんは「それでも選挙戦は厳しい」としたうえで、ある手段に出る可能性を指摘します。
(「グッド!モーニング」2024年9月28日放送分より)