鹿屋市の飲食店で調理された弁当を食べた男子中学生ら20人が集団食中毒になりました。県はこの店に2日間の営業停止命令を出しました。
31日と1日の2日間、営業停止命令を受けたのは鹿屋市の飲食店「永濱食品」です。
県によりますと今月24日、永濱食品が調理した弁当をスポーツ大会で食べた男子中学生やその保護者ら102人のうち、20人がおう吐や下痢、腹痛などの症状を訴えました。
弁当にはハンバーグやから揚げなどが入っていて、保健所が調査したところ、20人のうち5人から「黄色ブドウ球菌」が検出されました。20人はいずれも快方に向かっているということです。
保健所は永濱食品の弁当が原因と断定しました。県内で「黄色ブドウ球菌」が原因の食中毒が発生したのは2017年以来7年ぶりです。「黄色ブドウ球菌」は手の切り傷などから食品にうつることがあり、県は手指に傷のある人は調理を避けることや、食品を適切に管理することなどを呼びかけています。