気象庁と国土交通省は、さきほどから緊急の記者会見を開き、台風10号についてきょう昼ごろ鹿児島県に“台風の特別警報”を発表する可能性があるとして、最大級の警戒を呼び掛けています。さらに鹿児島県と宮崎県では記録的な大雨となり、大雨特別警報を発表する可能性があるということです。
気象庁によりますと、非常に強い台風10号は、あすにかけて非常に強い勢力で九州南部に接近し、その後、上陸するおそれがあるということです。
鹿児島県では、これまでに経験したことのないような暴風、高波、高潮になるとして、気象庁は鹿児島県に対し、暴風・波浪・高潮特別警報を発表する可能性があるということです。
また、九州南部の24時間雨量は多いところで、▼あす午前6時までに500ミリ、▼あさって午前6時までに600ミリの記録的な大雨が予想されているということです。
気象庁と国交省は、「猛烈な雨・風になるおそれがあるので、強まる前に早めの避難をしてほしい」としています。