島根県の大田市立病院は1日、同じ若手職員1人に対し、半年間にわたって別室勤務させるなどのパワーハラスメント行為をしたとして、50歳代の主幹を減給10分の1(1か月)の懲戒処分にした。
若手職員は4月に退職したという。
発表によると、主幹は昨年7月末~今年1月、職員に対し別室勤務を命じたほか、業務報告を受けた際に「時間の無駄だったね」と不適切な発言をしたり、職員のパソコンに「17時15分に帰りましょう」と印刷した紙を他の人も見えるように貼ったりした。
3月に職員から申し立てがあり、病院側が調査してパワハラ行為を認定。主幹は反省しており、聞き取りに対し「指導の一環だった」などと話しているという。
板垣譲次事務部長は同院で記者会見を開き、「病院の信頼を大きく損なうもので、被害を受けた職員やご家族、当院を利用されている皆さまに深くおわび申し上げる」と謝罪した。