大阪・心斎橋の宝飾店で起きた強盗殺人事件で、容疑者の男は犯行後、特急電車を使い関西空港へ移動していたことが分かりました。 強盗殺人の疑いで送検された中国籍の后馭波容疑者(27)は8月7日、大阪市中央区の心斎橋筋商店街にある宝飾店で、販売価格約6300万円の高級腕時計を奪い、店員の弘中辰弥さん(30)を刃物で刺し殺害した疑いがもたれています。 その後の捜査で、后容疑者は犯行後、南海難波駅から特急「ラピート」に乗車し、車内のトイレ内から后容疑者のものとみられる血痕が残されていたことが分かりました。 后容疑者は関西空港で確保された際、中国行きの航空券を所持していたということで、警察は国外逃亡を図るために綿密に逃走経路を計画していたとみて捜査しています。