東京都八王子市のスーパー「ナンペイ大和田店」で1995年7月、女子高生ら3人が射殺された事件で、被害者の一人で矢吹恵さん(当時17歳)が通っていた町田市の桜美林中学・高校で20日、追悼式が開かれた。
事件は未解決のまま、30日で発生から29年となる。
会場には明るい人柄だった矢吹さんをイメージしたヒマワリの花と遺影が飾られ、同級生ら17人が黙とうをささげた。親友だった女性会社員(46)は「何げない会話をずっとしたかった。捜査技術も進歩しているので、事件解決を信じている」と涙ながらに語った。
事件では、閉店後のスーパー2階の事務所でアルバイトの矢吹さん、前田寛美さん(当時16歳)、パート従業員の稲垣則子さん(当時47歳)が拳銃で頭を撃たれて死亡した。情報は八王子署特別捜査本部(042・621・0110)まで。