東京駅構内の地下通路に響いていたのは、“どなり声”。駅員に対する激しい“どう喝”だった。ゴミを持ち去ろうとする人物とそれを止めようとする駅員の攻防に、あたりは騒然となった。
ゴミ箱をあさっているのは、カバンをかけた“高齢”とみられる男性。
注意する駅員の肩を押し、捨てられた雑誌などを強引に持ち去ろうとしていた。
駅員はゴミを踏んで、それを阻みつつ、男性を説得する。
駅員:駅の物だからやめてよ。駅のものだからやめて。駅の物だからやめてくれる?
男性:うるせー!
しかし男性は耳を貸すことなく、力づくで駅員の足をどかす心づもりのようだ。
そして、このあとに口走った言葉に、駅員の怒りが爆発した。
ゴミをあさっていた男性が、穏やかに対応していた駅員の態度を一変させる脅し文句を吐いた。
男性:“ヤクザ”呼ぶぞ、このヤロー!
「“ヤクザ”を呼ぶ」と脅迫する男性。これには、さすがの駅員も向き合い方を変えざるを得なかった。
男性:“ヤクザ”呼ぶぞ!
駅員:呼べよ。
男性:呼ぶぞ、このヤロー!死ぬぞ、おまえ!死ぬぞ、このヤロー!
「呼べよ」と男性に詰め寄る駅員。ただし、決して手は出さなかった。
その様子を撮影者はを見ていた。
撮影者:めっちゃ大変そうでしたね。ここまで言わないと、聞き入れづらいと思うし、相手になめられちゃうっていうのもあると思うんで。
駅員:呼べよ。早く呼べよ。呼べ呼べ。今呼べ。男性:うるせー!このヤロー!
駅員の迫力に男性は後ずさり。そして最後に意味不明な捨てぜりふを残したあと、男性はどこかに去っていったという。(「イット!」7月22日放送より)