多様性が叫ばれて久しい現代。だが、周りを見渡せば、何をするにも同調圧力がかかったり、企業の入社式では似たようなリクルートスーツを着た新入社員が並んでいたりするものだ。誰もが自分が好きなように生きられる世の中とは言い難いのが現状である。
息苦しささえ感じる日本の社会において、昭和ヤンキー文化の象徴とも言うべき髪型「リーゼント」に並々ならぬこだわりを持った人物が存在する。その名もリーゼント矢板氏(40歳・以下、矢板氏)だ。
◆衝撃だった「氣志團のデビュー」
「手ごたえがあったのが、青山のギャラリーで行った『リーゼント体験企画イベント』。ここで、たくさんの方をリーゼントにさせてもらいました。でも、コロナ以降は近距離での接触が難しく、最近はご無沙汰で。また同様の企画をやりたいです。実は、その企画は女性の希望者が多かったんですよ。いつか、リーゼント姿の女性を集めた写真集を作れたらいいなと思っています」