6月上旬、東京都豊島区にあるカードショップ『カードパラダイス池袋本店』は公式のXアカウントで「大会参加者の一部のニオイがきついため、改善が見られなかった場合は今後大会は開催しない」という趣旨の投稿をした。SNSではカードゲーマーのニオイ問題は度々取り沙汰されているが、店側も手をこまねていることが伺える。
そもそも、なぜカードショップでの“スメルハラスメント”は起きやすいのだろうか。『遊☆戯☆王オフィシャルカードゲーム』(以下、遊戯王)を25年近く愛好し、かつてはカードショップに週3~4日足繁く通っていたという石川厚雄さん(仮名・34歳)に話を聞いた。

もっとも、カードショップで生まれた友情は、その場だけの表面的な交流でとどまるケースが多い。したがって、センシティブな部分に言及することは不可能。どれだけ臭かったとしても、せっかくできた友達に対して注意する勇気もなければ、深い関係構築もできないままなのです」