東京・新宿駅で、50代のホームレスの女が警察官の胸をハサミで何度も突き刺そうとしたとして身柄を確保されました。
事件があったのは、始発が動き始めたばかりの新宿駅でした。頭から血を流して、倒れていたのは50代の男性警察官です。
早朝、日本一のターミナル駅で何が起こったのでしょうか。防犯カメラに、直前の様子が映っていました。
27日午前5時過ぎ、警察官は新宿駅の交番の前で50代の女に声を掛けました。すると、女は突然ハサミを取り出します。
警察官が、女と距離を取ろうとすると足がもつれ転倒。後頭部を打ち、そのまま意識を失ってしまいました。
ところが、女は警察官の胸を複数回にわたってハサミで突き刺そうとしました。しかし、男性警察官は無事でした。
防刃チョッキを着用していたからです。
防刃チョッキの実験です。鋭利な刃物で何度も切りつけますが、チョッキの下には一切傷が付いていません。
その後、警察官は病院に運ばれ、意識を回復しますが…。
一方、女は駆け付けた別の警察官により身柄を確保されました。
新宿駅付近で路上生活をする男性は、女をよく見かけていました。
女は、4年ほど前からこの付近で生活していたようです。さらに3年前には…。
取り調べに対し、女は「ハサミで刺した」と話し、警視庁は殺人未遂事件として捜査しています。
(「グッド!モーニング」2024年6月28日放送分より)