「つばさの党」の幹部3人による公職選挙法違反事件で、警視庁は他の候補者の選挙カーを執拗(しつよう)に追い回すなどした疑いで、7日にも3人を再逮捕する方針を固めたことがわかりました。
捜査関係者によりますと、4月に行われた衆議院補欠選挙で「つばさの党」の黒川敦彦容疑者(45)と根本良輔容疑者(29)ら3人が、立憲民主党の候補者の選挙カーを執拗に追い回したなどの疑いが強まり、警視庁は7日にも再逮捕する方針を固めたということです。
3人は拡声器で呼びかけながら、約20分間、3kmにわたり追いかけ回したということです。
「つばさの党」ではこうした行為を「カーチェイス」と呼び、SNSで配信していましたが、追い回された候補者は選挙カーの活動の中断を余儀なくされ、警察署に避難したということです。
候補者の車を追いかける行為が公選法の自由妨害にあたるとして逮捕されるのは、初めてとみられます。