17日午前、三重県鳥羽市で素潜り漁を行っていた海女歴50年のベテラン海女が溺れ、病院に搬送されましたが、死亡が確認されました。
亡くなったのは鳥羽市国崎町の海女、楠木松乃さん(77)です。
鳥羽海上保安部によりますと、楠木さんは17日午前8時50分頃から鳥羽市国崎港付近で仲間数人と素潜り漁を開始しましたが、しばらくしても楠木さんのタンポ(浮き)の位置が変わっていないことを不審に思った仲間が確認したところ、タンポ付近に浮いている楠木さんを発見しました。
楠木さんは意識不明の重体で、漁業関係者が船に引き上げて人口呼吸を行い、消防が県立志摩病院に搬送しましたが、その後、死亡が確認されました。
楠木さんの体に外傷はなく、溺死したものとみられています。
楠木さんは海女歴50年のベテランで、事故当時、現場付近は晴れていて、波も穏やかだったということです。