ゴールデンウィークで多くの人が旅行を楽しむなか、ホテル業界が頭を悩ませているのが、宿泊客による備品の持ち帰りです。中には、部屋のテレビや空気清浄機を持ち帰ってしまう、驚きの実態が明らかになりました。
栃木県那須塩原市にある旅館。
ゴールデンウィークで連日満室となり、喜びの声を上げる一方で、ある問題が起きています。
宿泊客による備品の持ち帰り被害が起きているというのです。
被害はこれだけではなく…。
他にも茶筒の中にある茶葉や共用トイレのトイレットペーパー、ペーパータオルなども被害に…。これらの持ち帰りは、すべて同じ日に起きたということです。
各地の宿泊施設で、備品の持ち帰り被害が問題となっています。
日本だけでなく、海外でも起きています。
一方、宿泊客の中には、持ち帰る様子を動画で撮影し、投稿する人もいました。
飲み物やアメニティーだけでなく、部屋に備え付けのペンまで持ち帰る人もいました。
去年11月まで、都内のビジネスホテルで支配人をしていたという女性は、現在の状況についてこう話します。
10年ほど支配人をしていたという女性。その中で最も驚いた持ち帰り被害は、「空気清浄機」だといいます。
部屋に備え付けの空気清浄機をどうやって持ち帰ったのでしょうか?
ホテルでは、大きめのスーツケースや複数のスーツケースを持っている人も多いため、目立たず持ち帰れたのではないかといいます。
さらに、外国人観光客の増加で、狙われる機会が増えているのが、「変換プラグ」だということです。
(「グッド!モーニング」2024年5月4日放送分より)