駅に大勢の人があふれる朝の通勤・通学時間帯。そのホーム上で15日朝、突き落とし事件が発生した。
事件現場にいた人は、「線路に落ちた1人がうずくまっているのが見えた。落ちた時の衝撃か何かで動けないような感じでした」と話す。
突き落としがあったのは、神奈川・川崎市のJR南武線・登戸駅。
午前7時半ごろ、「2人の男性がホームから線路に転落した」と110番通報があった。
殺人未遂の現行犯で逮捕された、32歳の男。
突き落とした理由は何なのか、ホーム上での驚きの行動が取材で明らかになった。
警察によると、殺人未遂の現行犯で逮捕された阿久津貴史容疑者(32)は、電車を待つ列の前から3番目に並んでいたという。
すると阿久津容疑者は、前から2番目の男性を突き落とし、そのはずみで、電車を待つ先頭の男性も線路に転落した。
事件現場にいた人は「(非常停止ボタンの)ジリリリリみたいな感じがずっと。異様な雰囲気はちょっと感じました」と語った。
突き落とされた2人の男性は病院に搬送され、命に別条はないという。
事件が起こった時間帯は、2~3分おきに電車が到着する通勤・通学のまさにピーク。1歩間違えれば、命が脅かされる事態になりかねなかった。
このJR登戸駅は、ホームドアの設置駅。しかしJR東日本によると、事件があった2番線では、ホームドアを設置する計画中だったが、まだ設置工事は始まっていなかった。
一方、現行犯で逮捕された阿久津容疑者の様子を目撃した人は「(阿久津容疑者を)4人くらいで手足を押さえて、さらに後ろから2~3人くらいが背中を押さえて。押さえられているにもかかわらず、ジタバタ足をばたつかせていたので、結構暴れているような感じは外から見てて思いました」と話した。
調べに対し、阿久津容疑者は「わたしがやったことに間違いありません」と供述。
被害者の1人によると、事件直前に阿久津容疑者が独り言を言っていたといい、警察で、事件に至るくわしい経緯を調べている。