宮城県内の小中学校で、給食に出された牛乳を飲んだ生徒・児童ら少なくとも600人以上が体調不調を訴えています。
【写真を見る】「いつもと味が違う」給食の牛乳で体調不良宮城県内の小中学で600人超が訴え安全が確認されるまで提供は停止【news23】
25日、仙台市内の小中学校の児童・生徒から給食で、東北森永乳業が製造した給食用の牛乳を飲んだ際、「いつもと味が違う」と味の異変を訴える声が相次ぎました。
腹痛や下痢などの症状が出るなど、宮城県内8つの自治体で少なくとも600人以上が体調不良を訴えています。
仙台市内にある上杉山通小学校でも、東北森永乳業の牛乳を提供していました。体調不良を訴えた児童はいませんでしたが、牛乳の提供が停止されたため水筒を持参。
女の子「いつも給食で牛乳が残っている時に、必ずおかわりをしているので無いと寂しいです」
仙台市保健所は食品衛生法に基づき、東北森永乳業の工場を立ち入り調査し、原因の究明を急いでいます。
森永乳業の担当者は…
森永乳業の担当者「出荷した後でも何かあったときに検査できるように、同じロットのものを工場の方で持っているんですけど、問題がなかったということは確認できている。現時点ではまだなんとも分からないところが多く、調べていきたい」
各自治体は安全が確認されるまで、牛乳の提供を停止することにしています。