水戸市のJR水戸駅で会社員の男性(72)が上着の一部をエスカレーターに巻き込まれた状態で見つかり、その後死亡した事故で、立った状態で上ってきた男性が降り口付近で倒れる様子が近くの防犯カメラに記録されていたことが茨城県警への取材で判明した。体にはうっ血した痕があり、県警は倒れた男性の上着がエスカレーターの手すり下部にある吸い込み口に挟まり、体に圧力がかかったとみて調べている。
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男性は26日午後9時ごろ、うつぶせに近い状態で見つかった。捜査関係者によると、事故に遭う前に飲酒していたとみられ、県警は司法解剖して倒れた原因や死因を調べる。駅員が駆けつけた際は意識があったが、約4時間後に搬送先の病院で死亡が確認された。【西夏生】