能登半島地震で被災した住宅を狙って空き巣を繰り返したとして、名古屋市に住む19歳の男ら3人が逮捕されました。被災者が不審な車を発見したため逮捕に至りましたが、このうち17歳の少年は、愛知県警が別の事件で行方を追っていた容疑者でした。 窃盗などの疑いで6日、愛知県警に逮捕されたのは、名古屋市昭和区に住む無職の19歳の男らいずれも10代の男女3人です。 3人は、地震発生4日後の1月5日、輪島市内の住宅2軒に侵入してウイスキーや指輪など計6万5000円相当を盗んだ疑いが持たれています。

警察によりますと、現場近くの住人が見知らぬ4人組が乗った不審な車を発見し、石川県警に通報。警察官が4人に職務質問したところ、このうち17歳の少年が、2023年12月に名古屋市瑞穂区で男子大学生が監禁され現金などが奪われた事件で、愛知県警が行方を追っていた容疑者でした。 その後の捜査で、車の中から見つかったウイスキーなどが、被災地の住宅から盗まれたものだと判明しました。 警察は認否を明らかにしていませんが、石川県内の被災地では、避難中の住宅などで51件の窃盗被害が確認されていて、余罪を追及する方針です。