当時高校生の娘に性的暴行を加えたとして、父親が3月6日に逮捕されました。 準強姦の疑いで逮捕されたのは富山県黒部市の会社役員・大門広治容疑者(52)です。警察などによりますと、大門容疑者は2016年、当時高校2年生だった実の娘・里帆さんに対して、抵抗できない状態だと知りながら性的暴行を加えた疑いが持たれています。 里帆さんは、中学2年生の夏ごろから母親が外出中の自宅で少なくとも8回被害にあったとして、去年3月に警察に告訴状を提出していました。

(里帆さん)「何度も死にたいと思って、楽に死ねるにはどうしたらいいんだろうってインターネットで何度も検索した。毎日検索していたくらいつらかったですね」 2022年5月、里帆さんが初めて父親を問いただした際の音声記録には…。 【音声記録より】 (里帆さん)「私が傷ついているとか、そういうのはまったく考えなかったってことでしょ?」 (大門容疑者)「考えることができなかったんだろうな。自分が愚かだということ」 (里帆さん)「私を性的対象と見始めたのはいつからなんだろう?いつなんですか?」 (大門容疑者)「中学生くらいとかそんな時じゃないかな」 里帆さんには事実を認めましたが、MBSの取材に対しては。 【逮捕前の大門容疑者への取材 去年6月】 (記者)「里帆さんに対して中学2年から高校2年まで行ったことは事実ですか?」 (大門容疑者)「あなた関係ないじゃないですか。関係ありませんよ」 (記者)「里帆さんが声をあげているんですよ?」 (大門容疑者)「関係ないです」 大門容疑者は警察の調べに対して黙秘しているということです。