熊本県南関町の障害者支援施設の職員3人が入所者にプロレス技などの暴行を加えたとして逮捕されました。
【写真を見る】入所者に対し「プロレスの関節技」「ズボンを脱がせる」など暴行の疑い 障害者支援施設の職員3人が逮捕
暴力行為等処罰法違反の疑いで逮捕されたのは南関町にある障害者支援施設「うすま苑」の職員、大石健二(おおいし けんじ)容疑者(64)と奥村竜敏(おくむら たつとし)容疑者(31)、横尾佳亮(よこお けいすけ)容疑者(30)の3人です。
3人は去年8月21日、入所している10代の男性に対し、施設の中でおよそ10分間。プロレスの関節技をかけたりズボンを脱がせたりするなどの暴行を加えた疑いが持たれています。
男性にけがはありませんでした。
警察によりますと3人が暴行を加えたとされるのは施設の共用部分で、他の入所者もいたということです。
暴行について内部調査をしたうすま苑は県に報告し、去年12月、県が警察に情報提供しました。
警察が施設の防犯カメラを調べたところ、3人が暴行を加える様子が映っていたということです。
警察は捜査に支障があるとして3人の認否を明らかにしていません。
うすま苑はRKKの取材に対し「何も答えられない」としています。