ネット通販に商品を転売して利益を得る「せどり」のコンサルティングをしていた都内の会社社長が、法人税などおよそ5000万円を脱税したとして東京国税局から刑事告発されました。
佐野社長のYouTubeより「ブラック企業から脱サラしわずか1年2か月で月商1184万円を稼ぎ、パソコン1台で自由に生活している私、佐野そうごろうがお送りします」
月に1000万円以上稼ぐと豪語するのは、転売コンサルティングを手掛ける「シュアーズ」の佐野宗吾朗社長です。売り上げの一部を税務申告しないなどして、およそ4年間で法人税と所得税あわせて5000万円ほどを脱税したとして、東京国税局から刑事告発されました。
佐野社長がコンサルティングで主に勧めていたのが「Amazonせどり」とよばれる手法。通販サイトで仕入れた商品をAmazonに出品して利益を得るというものです。
こちらの男性は、およそ50万円を支払って「シュアーズ」のコンサルティングを受けたといいます。
コンサルを受けていた男性「(佐野社長が)『私がコンサルするんだから儲かります』と。『すぐにもとが取れるんで(受講料)50万円は安いですよ』と、私を説得にかかりました。味噌とか醤油とか単価の安いものですよね。継続的に仕入れて販売できるような商品を薦めていました」
佐野社長は脱税で得た金を投資などに充てていたとみられていて、JNNの取材に対してこれまでに回答していません。