フリマアプリで買った箪笥(タンス)から半世紀以上前の古物がたくさん見つかったという投稿が、X(Twitter)で話題になっている。
この箪笥、4000円で落札したのですが中に入ってた戦前のグリコの食玩、肉弾三勇士之像がヤフオク最高額16000円で落札されてて送料含めてもプラスになってしまう https://t.co/aU4R4Su7vK
写真を投稿したのは、『あおのたつき』(マンガボックス)を連載している漫画家の安達さと(@Sato_adachi)さん。別名義で、丁寧な暮らしをする餓鬼 (@gaki_teinei)としても活動している。
今回は2024年4月より個展「おかもちといただきます展」を実施予定のため、展示物として古物の箪笥を4,500円ほどで購入。引き出しの中に画像の品物たちが入っていたという。
たとえば『肉弾三勇士之像』という昔の兵士をモチーフにした食玩はコレクター需要があるようで、オークションでは高値で落札されたケースもあるという。
画像を見たXユーザーから「棚からぼたもちならぬ『棚からグリコ』」「ラッキーですね」「結構、箪笥だけでも貴重品ちゃうかな」などと、驚きの声が多数寄せられている。
そこで安達さんに対して取材を実施。箪笥の中身やその後について話を伺った。
購入した箪笥の残置物について、印象に残っているものはありましたか?
先日引き取った箪笥の残置物の話をしますが、最終的に全部で25,674円になりました。4500円で引き取った箪笥、倍以上になった、、色々ありましたが最高額が付いたのは徽章でした。落札は海外から、、大日本帝国旧日本軍推しの海外ミリオタ、、(どんな顔をしたらいいかわからない)尚この箪笥は金沢から… https://t.co/DEwq7QYXJI https://t.co/RUaxdur6Bz
古物買取成績見ますか、上から砥石、肉弾三勇士像、製図セット、徽章です。砥石は査定の倍で売れました。色々調べて素人目で閉山してる京都の合砥って砥石だと思いましたが印字無しなので詳しい方の購入お願いしますとしました。最終的に13件の入札があって天然砥石の需要を感じました。中古なのに、、… https://t.co/NVevmAz5YM https://t.co/6sHT1Qjer8
安達さんは以前より自身の漫画作品資料として古物を収集しており、過去には古いおかもちを購入。Togetterオリジナルでも紹介したことがあった。
ネットで買った箪笥が、まさかのタイムカプセル(のようなもの)だった本件。日本の各地には、こういった品物を収納したまま眠りについている箪笥が数多く存在するのかもしれない。