SNSで狂犬病に関する偽の情報が投稿されていることがわかり、厚生労働省が注意を呼びかけています。
【映像】SNSで相次ぐ偽情報
群馬県伊勢崎市にある2カ所の公園付近で7日、子どもを含む12人が四国犬に足など噛まれけがをしました。この四国犬は市内に住む60代の男性が飼っていましたが、狂犬病のワクチンを打っていませんでした。
テレビ朝日の取材によりますと、この事件を巡って「X」に『日本に狂犬病は存在しない』『犬の予防接種は必要ない』といったフェイク投稿が相次いでいることがわかりました。
国立感染症研究所によりますと、狂犬病を発症すると致死率はほぼ100%で、2020年にはフィリピンから帰国した男性が発症し、死亡したケースも報告されています。
一連の投稿に関して厚労省の担当者は、狂犬病予防法に基いて、飼いイヌの自治体登録と年に一回の予防注射をお願いしたいと話しています。(ANNニュース)