「きょうは日本に来て7日目、いま横浜にいます」(撮影者)
【映像】レインボーブリッジを集団で「ウィリー走行」する様子
YouTubeに投稿された動画。投稿者はアメリカに住むという男性で2023年5月に撮影された。
映っているのはバイク十数台とそのライダーたち。
動画では仲間が前輪を浮かせ後輪だけで走る「ウィリー走行」を開始。タイヤを浮かせるだけでなく、バイクの上に「立って」いる。
それだけではない。撮影者自らもウィリー走行を始める。さらに片手をハンドルから離し、スマホで撮影しながら運転する。
神奈川県内の国道で危険な走行を繰り返す動画。
これがきっかけとなり、19歳から45歳までの12人が道路交通法違反の疑いで逮捕、または書類送検された。
警察によると危険な走行をしていたのは13人で、摘発されたのはそのうちの12人。残る1人は撮影していたユーチューバーで、すでに日本をたっているという。
このユーチューバーは「東京でもウィリーできる」と、都内の道路で「ウィリー走行」をする様子も投稿。
レインボーブリッジでは「電車に乗っている人たちを見て!」と「ゆりかもめ」と並走する様子を撮影。
こうした危険運転、どのような罪に問われるのか?
「今回の容疑はウィリー運転そのものではなく、共同危険行為というもの。並走させて周りに危険を生じさせたり他人に迷惑を及ぼす行為だ」(横浜クレヨン法律事務所 鈴木晶弁護士)
鈴木弁護士によると、2年以下の懲役または50万円以下の罰金が科せられる可能性があるという。
「昨今ドライブレコーダーの普及やSNSの普及によって目立ちたいからという理由で若者の危険運転そのものの動機付けになってしまう傾向も可能性としてはある。一方で危険な運転に対する問題意識も高まっている」(鈴木弁護士)(『ABEMAヒルズ』より)