愛知県南知多町の「まるは食堂旅館」が、施設から基準値を超える大腸菌群を含んだ汚水を海に流していたとして、名古屋海上保安部は法人としての「まるは」と経営者の男性を22日に書類送検しました。
【写真を見る】「まるは食堂旅館」の経営会社と取締役の男性を書類送検 基準値の8倍の大腸菌を含む汚水を海に流していた疑い 愛知・南知多町
書類送検されたのは南知多町などで食堂や旅館を運営する「まるは」と、その取締役の男性(47)です。海上保安庁によりますと、南知多町にある「まるは食堂旅館」は去年5月から6月にかけて、大腸菌群の含有量が基準値の8倍以上超える汚水を4回にわたって海に流した水質汚濁防止法違反の疑いがもたれています。
去年5月、巡回中の海上保安庁の職員が施設から白く濁った水が出ていたのを見つけ、その後の調査で基準値を上回っていたことが分かったことから、関係者に聞き取りなどを進めていました。
海上保安庁は「まるは」と男性の認否を明らかにしていません。現在までに環境への被害や人への健康被害は確認されていないということです。