O157の電子顕微鏡写真(米疾病対策センター提供)
水戸市と茨城県は31日、県内にある飲食チェーン「ステーキ宮」の2店舗で、ステーキを食べた10~40代の男女計4人が腹痛や血便などの症状を訴え、便から腸管出血性大腸菌O157を検出したと発表した。いずれも快方に向かっている。市と県は食中毒と判断した。
市と県によると、4人は1月8日に店舗を利用。運営会社「アトム」(横浜市)は、店舗の加熱不十分が主な要因で、加工施設での管理に問題はなかったと説明した。
アトムによると、茨城県つくば市の店舗や、ひたちなか市の居酒屋「寧々家」でも計4人の客が体調不良を訴えた。
同社は「お客さまと家族に苦痛とご迷惑をおかけし、おわびする」とのコメントを出した。