実業家の西村博之(ひろゆき)氏(47)が1日までに自身のSNSを更新。中古車販売大手ビッグモーターの店舗周辺で街路樹が枯れるなどした問題で、神奈川県警が1月30日、川崎店前の伐採に関与したとして器物損壊の疑いで、同社社員で本社勤務経験のある男(51)=福岡県志免町=を逮捕したことに言及した。
県警によると、街路樹問題での逮捕は全国初。捜査関係者によると、男は、逮捕前の聴取に「やっていない」と関与を否定していた。
一方で県警は同社への捜査で、容疑者と店側のLINE(ライン)などを確認。指示した疑いが強いと判断した。容疑者は事件当時、本社に1人しかいない「環境整備推進委員」で、店周辺の街路樹伐採などを指示する立場だった。
ひろゆき氏は「ビッグモーター社員の男逮捕 街路樹伐採の器物損壊容疑。末端の社員だけ捕まって、金儲けしてる経営者は逃げ切る。自民党の裏金も会計責任者が捕まって、政治家は捕まらない。下級国民は上級国民に逆らえないですからねぇ、、、」とつづった。
自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を巡り、東京地検特捜部は1月19日、政治資金規正法違反(虚偽記入)の罪で、自民党の安倍派(清和政策研究会)、二階派(志帥会)、岸田派(宏池会)3派の関係者(会計責任者、元会計責任者)を立件した。3派閥の政治資金収支報告書への不記載は総額で17億円超に上った。
安倍派と二階派は、パーティー券の販売ノルマ超過分を収支報告書の収入に記載せず、議員側に還流していた。特捜部は安倍派の裏金づくりは組織的で悪質とみて、重点的に捜査。実力者「5人衆」の松野博一前官房長官(衆院千葉3区)、西村康稔前経済産業相(衆院兵庫9区)、高木毅前国対委員長(衆院福井2区)、萩生田光一前政調会長(衆院東京24区)、世耕弘成前参院幹事長(参院比例)、下村博文元文部科学相(衆院東京11区)、塩谷立元文科相(衆院静岡8区)の幹部議員7人を任意で事情聴取したが、立件できないと結論付けた。