高額当選金やパソコン補修などを名目にした特殊詐欺の被害を防いだとして、京都府警京丹後署は京都府京丹後市のコンビニエンスストア2店の関係者らに感謝状を贈った。
「ローソン丹後緑風高校前店」では昨年12月、「ウイルスに感染したパソコンの画面表示削除とセキュリティー強化に10万円分の電子マネーが必要」と指示されたという60歳代の男性が来店。応対した副店長(23)が説得し、事なきを得た。
「ファミリーマート峰山町杉谷店」では1月上旬、70歳代男性が「7億円が当たったというLINEのメッセージが来て手数料を求められた」と電子マネーを購入しようとしたが、店員(26)が思いとどまらせた。
麻田潤署長から感謝状を受け取った副店長は「普段から電子マネーの購入目的を確認しようと心掛け、行動に移せた。被害を防げてよかった」と振り返った。
店員は「他のスタッフと一緒に、これからも被害がないようにしていきたい」と話していた。